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こじれた話 と 役に立つ 自動車保険の特約 [対物賠償]

 

 

第5回 対物賠償保険の特約




車両同士の衝突事故などで、

相手側への損害賠償額で折り合いがつかず、

話がこじれてしまう事があります。



対物賠償保険では車両の損害額を時価評価で認定する事になっているため、

問題になるのが、修理見積もりが時価額を超えてしまう、と言う時です。



修理見積もり>車両時価額 の場合は 損害額=時価額 で支払いを進めるのが、

対物賠償保険の支払い方法になっています。

その為、保険で払えない部分が出るため、話がこじれてきます。



例えば私が2010年式の中古車(時価額20万)を、

諸費用込みで40万で1月に買ったばかりで追突されたと仮定してみます。


相手の方からは、保険加入していますので全額賠償します、と言われた次の日、

保険会社の担当者から連絡があり、



「今回の事故の修理費が40万程掛かるそうですが、

保険の支払予定額では、車両時価額の20万程になりますので、

差額は自己負担になります、

買い替えるか、修理着工するか、については修理工場と相談されて下さい。」




自分の身に置き換えると大変な事です、

衝突されて迷惑を被った上に修理費との差額は自己負担だと・・・

買い替えても、修理しても、自己負担が20万、

自分は悪くないのに自己負担など許されない!相手が払うのが当たり前だ!




怒りに任せて加害者へ

「差額は加害者が払うのが道理!全額賠償すると言ったじゃないか」



相手からは

「すみません、全部保険で見ますと言ったけど、

それは保険でみれる分の全額賠償と言う意味で・・・云々」




払え、払えない、加害者も被害者もどちらも困ってしまいます。

 

 

 

 

対物賠償保険では保険会社も払う義務がなく、被害者は怒りながらも自己負担するか、

加害者に直接談判して痛み分けに持ち込んだりと、当事者間でおお揉めでした。





このようなケースを補償するトラブル防止特約とも言える

保険の特約が、今は用意されています。



対物差額修理費用補償特約



この特約を付けた対物賠償保険の場合は、

被害車両が、時価額を超えた修理をする場合には、

50万円を限度にその差額を保険で支払います。



保険料が少し加算されますが、

払え、払えない、と揉めたり 加害者と被害者で痛み分け自己負担など、

大変な局面を考えれば安いものです。

 


ぜひ、まだこの特約を付けていなければ、

特約付帯に変更しておくことをお勧めします。


次回は・・・


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